情報コースは、何ができるようになるの?

よく、「情報コースに進むと、何ができるようになるの?」と聞かれます。
大抵の場合はお偉いさん方に。

ずーーーーーーーーーーっと疑問だったんです。
「何ができるようになるのか」は大事な観点だし、
これにどうやって答えるのが正解なんだろう?

最近ふと、思いました。

そもそも、「読み書きそろばん、キーボード」が当たり前になるって時代に
「出来るようになる」って考えがもうおかしいんじゃないのかと。(暴論)

そもそも、読み書き出来ないと恥ずかしいでしょ?
「文字が読めるようになる」 とか 言わなきゃいけないの?

それと同じ感覚だから、説明し辛いんだなあ、と。
(だって、これを聞いてくる相手は、文字も読めないレベルって事がほとんど)

 

私が思う「情報コースで学ぶこと」は、
当たり前のように「情報に接する事が出来る」ようになります。
調べて、読み解いて、作れるようになります。

ただ、それだけ。

 

わからないことを、わかるようにできます。
世の中の情報を自分で吸収する事が出来ます。
世の中に情報を発信する事が出来ます。

それだけ。

 

たったそれだけのことが、出来ていない。
私だって、本当はもっともっと、高度で!専門的なことを教えたいですよ!
例えばVRCHATを経験させたい。そのためのアバターを作らせたい。
アカウントを作らせたい。OculusGO使わせたい。
VR空間の可能性に期待するんじゃなくて
VRで、空間を、デザインさせたい。

とか!とか!!!!!!!!

でも、今の高校生たち全員にそれを教えるのはかなり厳しいのです。
何故なら、キーボードすら触れないから。
小学校や中学校という義務段階で教えている内容がバラバラすぎる。

あまりにも遅すぎる。ICTに対する教育が。情報教育が。

情報格差、なくしたいなあ。

もっと自由に。

情報テクノロジー 作品紹介編 4~5

その4と、その5です。
こちらも動画の提出(角度)に失敗していますが、まあ内容はわかるだろうという事で。


その4
耳の聞こえない人でも、「音の発生を視覚でわかるようにする」 と
「音センサ―を使って、音を光(目)で楽しむ」 というテーマの作品です。

まずは手をたたいて、強い音が発生した時に備える内容
例によって、形状などは気にしていません。仕様のみを考えています。

つづいて、音楽などを光であらわす場合。
こちらはうまく撮影できていませんが、実際に見るとなかなか良く出来ています。
色を増やしたり、音の強さや波長によって変化をつけると大変面白いのでは?


その6まであるのですが、個人情報が含まれておりますので、編集する時間があればその時に紹介したいと思います。
取り急ぎ、1学期のご報告でした!

情報テクノロジー 作品紹介編 3~4

時間が空いてしまいました。
前回お伝えした通り、1学期の授業で出来たものを随時UPしていこうかと。
動画の提出(角度)に失敗していますが、まあ内容はわかるだろうという事で。


その3
「遮光センサーを利用して、暗い道などでは足元を照らす」 作品とのこと。
LEDの光量やセンサーの感度は特に気にしていません。
仕組みが出来ていればOKとしています。(構造理解・問題解決)


その4
「スイッチを押して人を呼ぶ」 作品とのこと。
「肢体不自由を始めとしたハンディキャップを抱えた人たちをターゲットに、IoTの側から目指す共生社会」(?)
私の中で確固たる説明が出来ていないのが問題ですが、なんにせよこのようなテーマで進めている内容なので、出来れば人感センサーとか、バリアフリーを目指して発展させてほしいと思わせる作品です。
どちらかというと、音にこだわっちゃったね・・・。いや問題ありませんけども!

情報テクノロジー 第11~14?回 1学期終わっちゃいました。(2)

引き続き、生徒たちの作品を紹介していきたいと思います。

続いては超音波センサー。
「目の見えない人が、何かに衝突する前に、音で知らせてくれる」ガジェットです。

今年のコンセプトは、
「肢体不自由など、特別支援を要する人をターゲットとしたガジェット開発」です。

距離や設置方法、その他いろいろと反省点は多いところですが、
PDCAのサイクル数によってはかなり良くなるんじゃないでしょうか?
期待しています。

情報テクノロジー 第11~14?回 1学期終わっちゃいました。

教育実習を始めとして、様々な諸事情により。
一切更新できずに一学期の内容を終えてしまいました・・・。
ナンテコッタイ。

せめて、生徒たちの作品を紹介していきたいと思います。(※あくまで紹介だけ)


1学期の成果物を提出せよ
「**センサー」を使って、「**を動かした」という成果物を提出せよ。


まずは「揺れたかどうかを視覚的に判断する」為のガジェットです。
まあ、言ったもん勝ちみたいなもんですが、昨今の情勢にマッチしたアイディアなんじゃないかなあと思っています。
よくよく見ると、画面に「揺れを検知しました」なんて出力してるあたりが細かいですね。

2学期からどのように発展するのか楽しみです。

全国高等学校情報教育研究会全国大会で発表してきます

授業関係じゃなくて心苦しい所ですが、
テスト前やらクラス担任やらで精神的に余裕が!無い!

タイトルの通り、通称:全校情研 で発表してきます。
いや例年発表はしているのですが、今回は割とキチンと発表してきます。
今までは適当すぎた

で、発表に当たっての原稿を書かねばならないのですが。
本日(6/27)締め切りなんですが。
何一つ終わっていない。構成すら決まっていない。

徹夜コース。


深夜テンションで原稿を進めております。
これ既に適当になりつつある、まずい、とは思いつつ。

ふと、Blogやっててよかったなあ、と。
まあ元々自分のメモ用に書き残しているわけですが、
まさにここの記録はツギハギして原稿仕上げればなんとかなるんじゃないかって。

ありがとう過去の自分。

ギリギリ作業の自転車操業ですが、ガンバリマス。

社会と情報 教育実習生回(1/2 情報モラル)

更新が滞りまして申し訳ない。
教育実習って、大変なんだなあとボンヤリしてました。
私の実習を担当していただいた諸先生方、その節は本当にありがとうございました。


さて、情報モラルについてです。
本当は自分でやりたいところですが、ぐっと我慢しつつ実習生と。
先日もお伝えしましたが、この範囲で重要なのは
「情報社会で適正な活動を行うための基になる考え方と態度」を教える事だと考えています。

実際の授業では、「バカッター」を例にして、「悪口は良くないよね」、「炎上は良くないね」 と展開しました。

・・・もうちょっと踏み込ませたかった。完全に私の指導力不足でした。

従来の「モラル」を現実世界の物だと仮定して、
「ネット上だって一緒だよね」と教えるのは、個人的には「モラルの授業」だと思うんです。

「情報モラル」で教えるべきは、「従来との違い」も含まれるんじゃないかな。
LINEやらTwitterやらで起きる「解釈の齟齬」はコミュニケーションやデザインの話であって。

・情報は拡散される
・情報は記録される
・情報は改変される

あたりが容易であることに着目して指導したいなと。

例えばweb.archive.org等を利用して、
2002年や2003年頃の私の日記サイトなんかを表示しつつ、
一度出回った情報はどこかに記録されていて、消すことが非常に困難であることに触れるとか。


本記事の執筆中に、実際に私の日記を検索して、読み返しました。
昔からやってることが変わらず、(心が)痛い。

本日はここまで。

高校における情報教育とは?

これに一言で返してみようって、飲み会の席で話題になって。
難しいね~って空気が漂ってて、自分の中での答えを言い出せなかった。

私の中での情報教育とは、
「情報格差をなくすこと」

もしくは、その格差を可能な限り取り除くこと、かな。

世間様はディジタルディバイドについて関心がなさ過ぎる。
私の原点は、全部この「情報格差」に根付いている気がします。

世界を変えるんジャー!!!!!!(クチだけ

続・教育実習生

引き続き教育実習生の回です。
いよいよ、明日が研究授業です。
実習期間は2週間。

1週間目は保護者面談期間により授業削減。
2週間目は県民の日で金曜日削減。

授業の半分以上が削られているという鬼のようなスケジュールの中、なんとか必死に準備をし、明日に望むわけですが。

そんなときふと思うのです。

私の実習はどうだったかなあ、と。
ふと、今なお現役であらせられる(当時、私の)指導教官お二人に、ご挨拶に行きたくなりました。
その節は本当にありがとうございました、と。(達観

なにはともあれ、ガンバレ実習生。