CORESERVERに移転しました

今までは自宅サーバーで動かしていたこのWordPressですが、
引っ越しを控えている関係で一時的にCORESERVERへ移転しました。
プランはCore-MINI!(30日無料版)

しばらく使ってみて、問題が無いようで在れば完全に移転するかもしれません。
けど、どうせ引っ越し終わって安定したら、自宅サーバーは動きっぱなしだろうと思いますんで
元に戻るかもしれません。

自宅サーバーだとセキュリティ面で余計な串を通したりなんなりと余計なロスがありました。
外部サーバーだとそこら辺を気にしなくても良いってのが楽ですね。
その分速度も速くなりますし。

ううん。
回線2本、引こうかなあ。

情報コースは、何ができるようになるの?

よく、「情報コースに進むと、何ができるようになるの?」と聞かれます。
大抵の場合はお偉いさん方に。

ずーーーーーーーーーーっと疑問だったんです。
「何ができるようになるのか」は大事な観点だし、
これにどうやって答えるのが正解なんだろう?

最近ふと、思いました。

そもそも、「読み書きそろばん、キーボード」が当たり前になるって時代に
「出来るようになる」って考えがもうおかしいんじゃないのかと。(暴論)

そもそも、読み書き出来ないと恥ずかしいでしょ?
「文字が読めるようになる」 とか 言わなきゃいけないの?

それと同じ感覚だから、説明し辛いんだなあ、と。
(だって、これを聞いてくる相手は、文字も読めないレベルって事がほとんど)

 

私が思う「情報コースで学ぶこと」は、
当たり前のように「情報に接する事が出来る」ようになります。
調べて、読み解いて、作れるようになります。

ただ、それだけ。

 

わからないことを、わかるようにできます。
世の中の情報を自分で吸収する事が出来ます。
世の中に情報を発信する事が出来ます。

それだけ。

 

たったそれだけのことが、出来ていない。
私だって、本当はもっともっと、高度で!専門的なことを教えたいですよ!
例えばVRCHATを経験させたい。そのためのアバターを作らせたい。
アカウントを作らせたい。OculusGO使わせたい。
VR空間の可能性に期待するんじゃなくて
VRで、空間を、デザインさせたい。

とか!とか!!!!!!!!

でも、今の高校生たち全員にそれを教えるのはかなり厳しいのです。
何故なら、キーボードすら触れないから。
小学校や中学校という義務段階で教えている内容がバラバラすぎる。

あまりにも遅すぎる。ICTに対する教育が。情報教育が。

情報格差、なくしたいなあ。

もっと自由に。

全国高等学校情報教育研究会全国大会で発表してきます

授業関係じゃなくて心苦しい所ですが、
テスト前やらクラス担任やらで精神的に余裕が!無い!

タイトルの通り、通称:全校情研 で発表してきます。
いや例年発表はしているのですが、今回は割とキチンと発表してきます。
今までは適当すぎた

で、発表に当たっての原稿を書かねばならないのですが。
本日(6/27)締め切りなんですが。
何一つ終わっていない。構成すら決まっていない。

徹夜コース。


深夜テンションで原稿を進めております。
これ既に適当になりつつある、まずい、とは思いつつ。

ふと、Blogやっててよかったなあ、と。
まあ元々自分のメモ用に書き残しているわけですが、
まさにここの記録はツギハギして原稿仕上げればなんとかなるんじゃないかって。

ありがとう過去の自分。

ギリギリ作業の自転車操業ですが、ガンバリマス。

情報モラル「炎上」という言葉

現在教育実習中でして、授業は実習生が行っております。
ということで引き続き、教育実習生回です。


今日も今日とて、授業作りをしていたのですが。

本校が採択している教科書には「炎上」という言葉が載っています。
説明文が突っ込みどころ満載でしたので、詳しくは省きますが。

実はこの「炎上」という言葉、教育現場で使うには少し難しいんですよね。
いやネットスラングの1つとして、担当者が小話程度にやるのは構わないんですが、
今回のように「指導案にのせる」となると話が変わってくるのかなと。

だって、まず学習指導要領にはそんな言葉のってないし。
どころか、他社の教科書には「炎上」とは記載されてないし。
※現象の説明は乗ってます。
※一部副教材には「炎上」という言葉で乗っています。

というのも、そもそもがスラングですから言葉の定義が難しいのかなと。

ある程度の出来であれば問題ないんですが・・・

ウチの教科書に載っていた説明文は来年の採択を検討するレベルでダメでした。
(論争=炎上みたいなことが書いてありました。気持ちはわかるけどさあ・・・)


話が少し変わりますが、ネット界隈に「炎上 授業」で検索をかけると、
学校現場で炎上防止策を教える事は出来るのか? なんて記事を多々見かけました。
完全に防ぐことは出来なくても、炎上に対する心構え位は教えてますよ。ちゃんと。
まったくもう!


結局、実習生は明日が初回授業なのですが、略案は完成しませんでした。
今晩あたりにうーんと悩んで切り口を整理してもらえればと思います。
ポイントは、

情報社会で適正な活動を行うための基になる考え方と態度」を教える事。

適正じゃない活動ってなに?
何でダメなの?

そこらへんをじっくり考えてもらえれば、大丈夫かなと思うんですが・・・。

頑張れ実習生!
明日が楽しみです。

教育実習生と考える「授業の作り方」

先日お伝えした教育実習生がやってきました。

「教員採用試験を受ける」という事なので、とても凄く真面目に指導しています。

と、いうことで。
「授業の略案作っといて」とか言いつつ、実習生を放置して保護者面談に向かう私。
(放置される実習生。)

2時間程して様子を見に戻ると、手が止まっておりました。

曰く、

1.思っていた情報の授業と違う(ワードやエクセルなどの実習だと思っていた
2.何を伝えればよいのかわからない
3.座学の授業(情報モラル)を、どう展開すればよいのやら・・・


ということで、私なりの「授業の作り方」を教えてみましたのでご報告いたします。
といっても大したことは言っていない。
よく言われるのが、

1.目的をもって
2.手段を考える

だと思うんですよね。

で、この「目的を知る」のが大変重要だと伝えました。

じゃあどうやって知るの? 「情報モラルの目的」って何?
ココで手が止まるんだよなあ、と。
そこで伝えたい。声を大にして言いたい。

学習指導要領を読め そして 文科省の話を聞け

と。

いやぶっちゃけ、教科で指導すべき内容の99%は学習指導要領でカバーできるはずなんです。学習指導要領にのっとって授業するんだから、100%の根拠がそこにあるはずなんです。
と、いう事で一緒に読んでみました。
学習指導要領と、文科省の話。

参考:
ttp://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/056/gijigaiyou/attach/1259396.htm
ttp://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/056/shiryo/attach/1249674.htm


以下、私=A 実習生=実 の会話。(一部加工済)

A「情報モラルってなんて書いてある?」

実「情報社会で適正な活動を行うための基になる考え方と態度 ですか?」

A「正解! じゃあ、 情報社会で適正な活動って何だと思う?」

実「え・・・」

A「難しく考えなくてOK。 じゃあ、適正じゃない行動って何よ?」

実「人の写真をSNSにUPしたりですか? 個人情報を広めたり?」

A「良いねえ。 ちなみに何でダメなの?別に良くない?UPしても。」

実「特定とか・・・まずいんじゃないですか?」

A「何で?便利じゃん。 あいつどこに住んでるんだろう、あいつ誰だろう? すぐわかるじゃん!」

実「・・・」

A「今の会話と、君がなんとなく理解している考えに、情報モラルの答えが隠されているんだよ」

ちょっと、延々と続きそうなので端折ります。
結論として、

1.我々は「情報社会で適正な活動」というのをなんとなく理解している。
2.じゃあ、適正かどうかの判断ってどうやってしてるんだろうね?
3.それが、「考え方と態度」に相当するね。
4.「情報モラル」の範囲では、それを生徒に伝えるのが、君の役目だ。

という話をしました。

指導要領を読み直します。ぜーんぶ学習指導要領(もしくは解説編)に書いてある。

あとはその、「考え方と態度」が細分化されていて、

「情報化が社会に及ぼす影響と課題」では、情報技術の発展により、情報を扱う時の考え方が変わってきている事。(消えない・拡散する)

「情報セキュリティの確保」では、個人認証や暗号化などの技術的対策がとても重要になってきている事。SSL対応や情報の漏えい。

「情報社会における法と個人の責任」では、「適正とは何か」などを考える際の基盤となる法律に関する内容や、責任に対して。

などなど。あげればきりがないですが、それでもぜーんぶ学習指導要領(もしくは解説編)に書いてあるから何度でも読み直しましょう。


情報モラルって色んなアプローチが出来て面白い範囲だなあとつくづく思います。

何でダメなの?討論会でもいいし、
現実のモラルや法律がそのままネット上でも通用するよね? 的な展開でもいいし
事例を出して、どう思った? とかでもいいし。

「選択肢がありすぎて悩む」 のは全然OKだと思う。
「何をすればいいのかわからない」 のは、とてもとても悲しい事だと思う。

頑張れ実習生!誰もが通る道だ!!!!!!!
あと私に時間をください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1

※時間のないサイト運営者同盟に加入しました。

圧倒的に時間が足りない

授業の準備って、ただ50分を構成するんじゃなくて
その単元のバックグラウンドを把握したりだとか事前準備がすげえ重要なんです。

教科書の選定だって、本当は各社の教科書をじっくり見比べたり、図や言葉の評価をしたいんです。
学習指導要領だって、もっと読み込みたい。
でも、その時間がない。

(高校の)教員に求められるものってなんだろうか・・・?

教科の指導なのか
部活の顧問なのか
生徒の管理なのか

あーXXXXXXXXXX。

教育の研究がしたいなあ。

教育実習生に伝えたいこと

教育実習生の指導をすることになりました。教科やHRの担当かと思いきや、全体の総括として指導してほしいとのこと。
※実は私、まだ3年目なんですけど。バリバリ若手なんですけど。
まあこの業界、どこもカツカツって事なんでしょうね。ツラい。


雑多な形で、話しておきたいことをメモ。

 

【何のために教育実習に来るのか考えておいてほしい。】

目的を2~3つは持ってくること。君は教育実習を通じて、何を知りたいの?
※現場を知る、教員を知る、授業をしてみたい、免許を取得したい、部活がしたい、その他諸々

【生徒に対して誠実であってほしい。】

分からないことは素直にわからないと答えて良い。
適当な事を教えないでほしい。全てにおいて生徒を第一に考えて行動してほしい。

【教育実習は出会いの場ではない。】

教育実習中に得た情報、得た信頼、得た関係は、実習後にリセットしてほしい。
TwitterやLINEで友達になった。付き合うことになった。学校辞めた。 なんてケースも過去にあった。
元実習生が生徒に酒を飲ませて特別指導になるという事もあった。 ふざけんな。

【学習指導要領を読んできて。】

教職課程を履修するなら、もちろん持ってるよね・・・?
最低限、科目の解説編は当たり前のように読んできてください。
我々の「授業」が何を基準に構成され、動いているのか、最低限の知識です。
適当な授業はしないでください。前に立つからには君も「先生」なんです。

【教員をよく観察し、常に疑問を持て。そして聞いて!】

どんなにヘラヘラしていようとも、どんなに適当に見える時も、現場における教員の行動は、ほぼ全て、意味や考えがあっての行動です。
「ヘラヘラしている人の演技」をする場合もあります。教員は役者です。
「今の行動は何でだろう?」 「今の対応は何でだろう?」
常にその疑問を持って、分からないところは何でも聞いてください。

【生データに触れる唯一の機会を無駄にしないで】

教育実習は、おそらく君たちが「教員を志す」前に触れられる、
最初で最後の「生データ」です。その時間を1秒たりとも無駄にしないでほしい。
「早く来て、遅く帰れ」 というわけではありません。時間なんてどうでも良い。
現場にいるときは「常に吸収してほしい」ということです。
教員になるならないは別として、きっと君たちの為になります。
我々のことを知ってください。

【時間を無駄にしないこと】

上の続きです。
ただぼんやりする、ただ指導案を考える、ただ部活のお手伝いをする。
無駄です。もったいないです。教員はそれぞれが、様々な分野のプロフェッショナルです。
「自分はきっと分かっている」そんなことでもとりあえず聞いてください。現場のプロがどう考えているかを知ってください。

【常に質問を考えること】

更に続きます。
なぜ今、~~をするのか。 常に自問自答して答えを持っておいてください。
あの先生はなぜ、今、~~をしたのか。自分はなぜ、今、~~をするのか。
常に「自分なりの答え」を持っていてください。
そして、出来れば片っ端から答え合わせをしてみてください。
教員は本当に、色々なことを考えて動いています。行動の裏話や根拠が聞けると、面白いと思いますよ。

【授業は精一杯とりくむこと】

授業中、先生が1秒ロスしたら、それは生徒40人分の1秒をロスしています。
1分ロスしたら、計40分を捨てています。
生徒の人生を可能な限り、有意義なものにしてください。
50分の授業をしっかりやり遂げるのはもちろんのこと、
「つまらない時間」を作り出さないでください。全ては生徒のための授業です。
あなたの自己満足ではいけません。

【メモをとること】

君たちの能力を疑っているわけではありません。
残念ながら、我々は外部の記憶(記録)装置に頼らなければならないほど、
多種多様な仕事に追われます。現場のプロでも処理しきれない仕事量が降ってきます。
改善を試みていますが、悪しき風習なのです。
ですから、無理をせずに必ず記録しておいてください。
聞いて、忘れて、思い出してください。
外部記憶に残すことで、客観的に振り返ることも出来ると思います。

【高校時代の先生、もしくは授業を覚えていますか?】

それは良いものですか? 悪いものですか?
それは何故ですか?では、あなたはどうしますか?

【自らの実体験から理想像を作れ】

「理想の教員像」を作り上げてください。そして、その理想像をロールプレイしてください。
あなたが思う「理想の教員」になりきるのです。

教育実習では、「教員になる、ならない」は別として、
「僕の考えた理想の教員(像)」を完成させてください。

そして、君たちが将来、就職先を決めるそのときに、
その「理想像」になりたいかどうかを考えてほしいのです。


寝ぼけ頭でツラツラと。整理して伝えなければならんなあ。
こんな感じで良いんだろうか。許されるのこれ。やり過ぎ?抜けとか、ある?
ガンバレ未来の私zzz