授業の実践報告を行いました。

所属している情報部会に授業実践の紹介をしました。
「社会と情報」の授業の中でも、
「著作権」と「情報のディジタル化」に関係する話です。

PDF投稿テストをかねてこちらにも原稿をUP.

※プレビューは大変読みにくいので消しました。原本参照のこと。
もうちょっとマシな方法はないのかしら・・・。

原本はこちら

情報テクノロジー第4回 信号機を作れ(pingテスト)

急遽、授業変更で行われた4回目。
私が学校に居ないタイミングで発生しましたので、
生徒にはGoogleのclassroom内で課題を用意して完全に自習状態。
が、割と出来てました。大変うれしく思います。

課題:信号機を作れ

【指示した内容】※原文そのままです

複数のLEDを光らすことは前回習得している。
今回は、LED3個(できればRGB三色)を使用して信号機を再現せよ。

※提出方法については前回同様のこと。
※クラスルームのテクノロジーに参加していない者は、余裕があれば参加しておくこと。


ここまで。
なんだかんだ、第3回ではそれぞれの制御についてなどで口を出してしまいましたが、今回は完全に投げっぱなし。
提出された物をまた2つ程ご紹介します。

※今回の音声には生徒名などがありませんので、試しに加工無しでUP


2つめは面白いミスをしています。意図的なのか、プログラム班と回路班の意思疎通に齟齬が発生してしまったのか。
当日は学校におりませんでしたので、次に会うのが楽しみです。


※(本稿はping機能のテスト投稿です。内容はhttps://asami.chiba.jp/2018/04/24/情報テクノロジー第4回-信号機を作れ/ と同一の物です。)

情報テクノロジー第4回 信号機を作れ

急遽、授業変更で行われた4回目。
私が学校に居ないタイミングで発生しましたので、
生徒にはGoogleのclassroom内で課題を用意して完全に自習状態。
が、割と出来てました。大変うれしく思います。

課題:信号機を作れ

【指示した内容】※原文そのままです

複数のLEDを光らすことは前回習得している。
今回は、LED3個(できればRGB三色)を使用して信号機を再現せよ。

※提出方法については前回同様のこと。
※クラスルームのテクノロジーに参加していない者は、余裕があれば参加しておくこと。


ここまで。
なんだかんだ、第3回ではそれぞれの制御についてなどで口を出してしまいましたが、今回は完全に投げっぱなし。
提出された物をまた2つ程ご紹介します。

※今回の音声には生徒名などがありませんので、試しに加工無しでUP


2つめは面白いミスをしています。意図的なのか、プログラム班と回路班の意思疎通に齟齬が発生してしまったのか。
当日は学校におりませんでしたので、次に会うのが楽しみです。

情報の科学 第1回

本校では1年生で「社会と情報」を必修、
2年生で情報コース選択者が「情報の科学」と、「情報表現」、「情報デザイン」を履修する。
つまり、「情報の科学」においては「社会と情報」で既習している部分が多く、かなりのハイペースと偏りが発生する。
※本校は全日制、普通科、情報コースが設けられている。2年次に、理系、文系、情報コースとカリキュラムを別けている。

ので、あまり参考にはならないかもしれないが、ここは所詮匿名(?)のWEBLOG。知ったこっちゃねー。

初回は「画像と図形」と銘打ち、
ベクトル画像とラスタ画像、
ビットマップフォントとアウトラインフォント、
解像度について。

既習部分も多いため、直に触りながら双方の特徴に気付かせ、文書化させた。

解像度の話では「ビー玉」を教材として使用し、盛り上がったがこれは社会と情報でもあるのでまたいずれ。

情報テクノロジー第3回 複数のLEDを点滅させよ

今回からG-suiteのClassroomを利用して作業の効率化や定着を図る。
前回は抵抗を使わずにLEDをダメにしてしまうこともあったので、抵抗は使ってね、と指示を出す。
ただし抵抗の種類は用意せず、応用の利く種類を1つ用意して余計な悩みを除去しておく。

課題「複数のLEDを点滅させよ。」

【指示した内容】
手法は問わない。
1.500msecの感覚で2つ以上のLEDを点滅させなさい。
//プログラム班:Google等で、Arduino LED点滅 などで検索すればソースコードは出てくる。
//回路班:プログラム班が指定したPINで点滅するように配線しなさい。 また、今回より「抵抗を使用」すること。

2.その様子を代表者1名がアップロードせよ。
//スマートフォンで撮影し(5~10秒程度)、アップロード。難しいようであれば、動画撮影のみでもよい。
(次回以降、直接見ます。)
※アップロード時には、何班の動画なのかわかるようにコメントをつけること。

評価基準(レベル):
1.複数のLEDを点滅させている
2.LEDを独立制御しているとわかる回路
3.LEDを独立制御しているとわかるプログラム
4.動画提出時に、上記の要素をわかりやすく判断できる工夫

※「何班」なのかわかるようにアップロードしている事。


で、出てきた動画がこちら。(※生徒の声が入っておりますので、音声を消しています)

投げっぱなしでも割と完成で来ているのかな、と思います。
いくら情報コースの3年とはいえ、新しい言語、新しいハードで、特に何も教えることなく自分たちで調べて作ってますからね。
50分授業ですので、あまり悩むようであれば助けに入りますが、教えたいのをグッと我慢しながら彼らを見守りたいと思います。

情報テクノロジー第2回 LEDを点滅させよ

俗にいう、Lチカです。
テクノロジー選択者は今年度13名でしたので、最初は4,4,5の3班に別れて取り組ませています。

さらに班の中でも、プログラム班と回路班に分かれ、前者はC++を基にしたArduino言語について、後者はブレッドボードや抵抗などについて学んでいます。
暫くして活動に慣れだしたら、役割を反転させ、その後班も作り直したり、などを行いますが。3~4回目まではチュートリアルみたいなもんですね。

【指示した内容】

プログラム班へ
1.setupとloopの仕組みについて説明
2.pinMode,digitalwriteについて説明
3.delayについて説明

あとは点滅できるように頑張れ。必要ならググれ。プログラムの勉強ではない(あくまで活用がメイン)ので、コピペ推薦。
むしろどんどんコピペして、効率を出せ。試行錯誤を繰り返せ。 

回路班へ
1.+と-について簡単に説明
2.GNDについて説明
3.ブレッドボードの仕組みについて説明

LEDは消耗品だからどんどん壊せ。壊れたらゴミ箱に捨ててね。
抵抗や回路なんかはググれ。LEDの向き(アノード、カソード)はこうね。
煙吹きそうな時は止めます。USB電源からとってれば大抵は問題ないけど、危ないって言われたらすぐにやめてね。
じゃあ、GANBARE。

全体宛
班員で協力しよう。時間に暇が出来た人は、次の作業を考えて調べておこう。
例えば、ArduinoとPCの接続方法とかね。 「Arduino LED 点滅」なんかで調べればいっぱい出てくるんだから
時間内に終わることを目標に頑張ろう。 さあ始め!

荒っぽく見えますが、実際にこのような内容で指示をしています。
※(乱文にはなっています。実際の口調はもう少し丁寧です)

情報テクノロジー第1回

私の勤務する高校では、全日制、普通科、「情報コース」が設けられていて、3年生では情報テクノロジーを選択制で開講している。
なお、情報科の中でもマイナーであろう教科なので説明しておくと、学習指導要領には
情報産業を支える情報テクノロジーの基礎的な知識と技術を習得させ,実際に活用する能力と態度を育てる。と、記載されている。

指導要領にもあるが、情報テクノロジーでは「(1)ハードウェア,(2)ソフトウェア,(3)情報システム」の内容を取り扱い、
「指導に当たっては,学校や生徒の実態に応じて,適切な情報技術を選択し,実習を中心にして扱うこと。」
および
「指導に当たっては,具体的な事例を通して,情報技術の歴史的な変遷及び国際標準や業界標準となっている技術について扱うこと。」が重要視されている。

さて、具体的な内容。
以前は1学期にハードウェア、2学期にソフトウェア、3学期に情報システムを指導していたが、2年目には当時の校長をはじめ様々な所と相談し、現在私は通年でArduinoを教材とした指導を行っている。
つまり、Arduinoという組込系ハードウェアに、C++風のArduino言語(ごくごくまれにS4Aを使用するが、生徒もArduino言語の方が扱いやすいようだ)、そして利用していく中で通信の仕組みやプロトコルに触れている。

とまあ、そのような解説をして第1回目を終えた。
2回目以降はガリガリとコーディングさせ、試行錯誤させ、最終的には課題とPDCAぶん回しでやりたい放題やるんだ!!!!!!!

社会と情報 第1回(情報とメディア) 

第1回の授業レポ。

・情報とは
・メディアとは
・情報の信憑性
・情報は歪む

をテーマに授業をしています。少し盛りだくさんですが、2単位進行なもんですから割とこれが限界なんです。
せめて3単位あれば、もっと詳しく、しっかり授業出来るんですけどね・・・。

スライドを用意しました。なんかの参考に。

プログラミング教育について6

今回は小学校段階におけるプログラミング教育の実施例についてです。

参考資料:小学校プログラミング教育に関する概要資料 (PDF:508KB)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1375607.htm

 

おそらく、人それぞれの持ち味が一番期待でるのがここだと思います。

基本的に書いてある通りですので、私ならこう表現するかなと思うものを列挙するにとどめます。ただし各教科とも全体像としては前回の プログラミング教育5に準ずるものだと思いますので、先にこちらを読まれるよりは プログラミング教育5読んでいただいた方が良いかと思います。

理科:モーターやセンサーのコントロールによって身の回りの「仕組み」を再現してみよう。(信号機、自動ドア、インターホン、他)

音楽:音の仕組みを理解しよう。 人には作れない音を作ってみよう。

図画工作: 図画 でも 工作 でも 動かしてみよう。 図画ならアニメーション、工作なら理科と同様に。

総合的な学習の時間:私たちの生活の場において、コンピュータは至る所で使われている。どのように使われているのか、どのような恩恵があるのかを知ろう!

まあ、実施例なのでちょっと説明し辛いですね。アイディアはあるんですが、そもそも「小学校で何を教えているか」をしっかり理解していないので言及できないんです。小学校の先生、誰か本当にお話ししませんか・・・。

なお、「国語」や「算数」においてはプログラミング教育とは相性が悪いんじゃないかと思っています。もちろん高等学校やそれ以上の段階では相性抜群なんですけれども、小学校って要は「読み・書き・そろばん」なんですよね・・・?(自信ない)

で、今はそこに、「キーボード」を足してくれって言ってるようなもんですよね?(プログラミング教育3参照

それは相性悪いんじゃないかなあって。欲張りすぎじゃないかなあって。
読み書きそろばん、キーボードをマスターしてから組み合わせれば、それでいいんじゃないかなって。

・プログラムで作図しました。 手書きよりも丁寧な作図です。
・キーボードで漢字を入力しました。 手書きよりも正確です。

・・・すっごい意味がない気がしてしまって。 どうなんでしょう?

プログラミング教育について5

日が空いてしまうと何考えてたのか忘れますよね。
これやりたいな~と思いはするのに、結局行動に移せずに終わったことが多すぎて。
何とかしていきたいなと思ってはいるんです・・・(結局行動に移せず以下略)

プログラミング教育を通じて目指す育成すべき資質・能力 についてです。
いよいよ教科の味が出てくるころかな?と思うところなんですが、義務教育ではそうもいかないのが難しい所。
ここら辺の感覚が高校と小中の違いなんでしょうか。 小中を一緒にするなと怒られそうですが。

いつもの資料です。

参考資料:小学校プログラミング教育に関する概要資料 (PDF:508KB)
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1375607.htm

これは「プログラミング教育」でなにを目指すのか。
漠然とした全体像と、各教科での役割分担(?)がまとめられています。

【知識・技能】
(小)身近な生活でコンピュータが活用されていることや、問題の解決には必要な手順があることに気付くこと。
【思考力・判断力・表現力等】
発達の段階に即して、「プログラミング的思考」を育成すること。
【学びに向かう力・人間性等】
発達の段階に即して、コンピュータの働きを、よりよい人生や社会づくりに生かそうとする態度を涵養すること。

すっごい簡単かつ乱暴にまとめると、私の言葉ではこうなります。

1.すでに私たちの生活の場において、コンピュータは至る所で使われている。どのように使われているのか、どのような恩恵があるのかを知ろう!
※また、人が(コンピュータのしている仕事)を行った場合と、コンピュータに任せた場合の違いを知ろう!(知識)

2.人に任せている仕事をコンピュータにお願いしてみよう。 どのようにお願いすれば、うまくいくだろうか?(技能)

3.1つの役割をこなすためにも、様々な願い(機能)が必要だという事が分かった。 例えば~~の役割をこなすためには、どんな機能を組み合わせていけば出来るだろうか?(思考・判断・表現)

4.コンピュータには様々な機能があり、その組み合わせで動いている事がわかった。様々な機能を組み合わせて、新しい役割を持たせてみよう!(学びに向かう力・人間性等)

5.「2」~「4」の間で考えた機能を、実際にコンピュータにお願い(実装)してみよう。

こんなかんじですかね。特に順番に意味はないのですが、プログラミング教育を組み立てるとしたらこのようにしますね。また、コーディングは学校の実態に合わせてでよいのだと思います。こっちはむしろ中学校もしくは高等学校に振っていいんじゃないかと。もちろんScratchをはじめとした様々な教育ツールや、教材キット(Studuino)などがこれから産まれてくるでしょうから、予算や環境に適応しつつやっていきたいところです。

※まあ、最大の敵はやっぱりカリキュラム(用意できる時間)にあると思います。
※情報科はいつもそこに泣くんです。なんとか情報なんて~の風潮を覆せるように情報発信を続けていきたいと思います。

さて、長くなってしまったので各教科は次回。

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