全高情研 1日目 1/3

私のLTについて資料を提示しておきます。
何かの参考にあれば。


キーワード

授業計画
共通教科情報(社情・情科)
専門教科情報(情報テクノ・課研)
実践報告 (実際に何をやっているか)
society5.0
Arduino(マイコン)
構造理解
PDCA
共生社会
オリンピック/パラリンピック
異校種連携(特別支援)
Exif/ジオタグ
著作権
情報のディジタル化
プログラミング
新たな価値の創造
G-suite(Google Classroom)
予測困難な社会で未来を作る
(私の考える)情報科の視点
授業アップデートの重要性


小学校プログラミング指導入門

という研修の講師を務めました。

1.何故プログラミング教育なのか?
2.Scratch
3.Studuino(Arduinoを利用した学校向け教材)

の順で話が進みました。スライドは2番のScratchの説明を行った際に利用した物です。



伝えたいのは、
「プログラミングを教えるのではなく、プログラミングを通じて論理的な理解を深めることが重要」だということ。
まずは試してみて、ぐるぐる回して(PDCA)、どんどん改善し、実施に備えて欲しいこと。
あたりですかね。

全国情報教育研究大会の発表が控えているにもかかわらず、一切資料が出来上がっていないため
すっごい中途半端ですが、これにて。

忙しすぎるよ!!!!!!!!!!

小学校でのプログラミング指導(先生宛)

移動中に、ちょっと自分用で覚え書き。
今度、小学校の先生にプログラミング教育をする理由とか
その方法とか、そんな話をしなくてはなりません。
ので、ざっと書き起こし。
自分用だから口調も何も出来てないです。記録用ってだけです!
内容さえあっていればいいんです。出来とか気にしないでね。


今後間違いなく、全ての人間は機械の恩恵を受けることになる。
(少なくとも日本人はって思ってもいいですよ。)
ほら、IoTって聞きません?

例えば私の家は、自動カーテン開け閉めのMooninって機械使ってます。
ちなみに買うと、7000円位した気がします。
これ、自分で作ればきっと,
部品の品質にもよりますが1000円~3000円位で作れます。
多分うちの生徒なら1時間でつくれるんじゃないかな?
似たようなもの、すでに授業で沢山作ってます。

所でこのもーにん、仕組みってわかります?
開け閉め で使うモーター制御と
時間を判断する為の、 時間制御ですかね?

でもこれ、きっと時計は入ってないですよ。

きっとこれタイマーです。携帯と接続して、携帯から時間持ってきて、
それから何時間後に閉めて、開けてを繰り返す仕組み。

そっちの方が、安上がりで、省エネで、バッテリー長持ちだから。
用途的には正確さよりも、利便性を取るのが正解だろうと思います。

例えば、SUICA
あれってどんな仕組みですかね?
中にコンピュータが入ってる?

チップがありますね。
チップが値段覚えてる?

違います、チップは自分の名前だけ覚えていて、
それをインターネットでSUICAのサーバーにアクセスして
今自分の名前で、いくらお金を持ってるのか確認している。

そうすれば、難しい仕組みは見えない所(これをクラウドやサーバーという)
で全部できる。自分はただ、名前を言えばいいだけ。単純。

じゃあ、これの電源供給ってどうなってるんだろう?

このシステムを利用して何か便利な物がつくれないかな?
自分はこんなことがしたい、どこまでを自分でやって、どこまでを機械にやらせようかな?
機械にやらせた方が良い事と、人間がやったほうが良い事の違いって何だろう?

そんな判断が出来る、出来ないが今後の生産性や生活レベルに大きくかかわってくるのは間違いない。
それも、10年や20年後ではなく、3年後とかそんな話です。
実は今、皆さんの身の回りでも、知ってる人はやっていて、知らない人は何も知らないなんて事がごくごく普通に起きています。これを情報格差と呼んでいます。

少し話がそれました。
それで、この「仕組み」つまりは「構造」なんですが、
これを理解する力っていうのが今後重要になってくると思うんですね。

これを小学校からきちんと意識させようっていうのが、
プログラミング教育 の大きな部分だと思っています。

何故プログラミングなのか?
それはコンピュータは「構造」を理解した人が、しっかり「命令」しないと
何もできない機械だからです。
「コンピュータを動かす」には、「構造を理解しておく」事が必須となるんですね。
教えるのにとっても都合の良い教材なんですよ。

具体的にお伝えすると、
例えばここに時計がありますね。
これを入手したい時、人間相手ならば「あの時計とって」とお願いすれば入手できます。
けど、これを機械相手にお願いすると、しっかりと厳密に命令しないといけません。
1.~~にある時計を持ってきなさい

もしくは

1.~~に移動します
2.~~に腕を伸ばします
3.手を開きます
4.~~に触れます
5.つかみます
6.手を持ち上げます
7.~~に移動します
8.手を下げます
9.手を開きます

これくらい厳密にいかないといけません。
これがコンピュータであり、プログラミングです。
で、これらの動作っていうのは命令者、つまり人間がしっかり
「問題の構造を理解」しないといけないんですね。

これらを繰り返すことによって、問題の解決手段や、問題の構造理解をする力を身に着ける
これがプログラミング教育です。

※決してコーディングするのがプログラミング教育じゃないよって、書いてあるでしょ?

情報コースは、何ができるようになるの?

よく、「情報コースに進むと、何ができるようになるの?」と聞かれます。
大抵の場合はお偉いさん方に。

ずーーーーーーーーーーっと疑問だったんです。
「何ができるようになるのか」は大事な観点だし、
これにどうやって答えるのが正解なんだろう?

最近ふと、思いました。

そもそも、「読み書きそろばん、キーボード」が当たり前になるって時代に
「出来るようになる」って考えがもうおかしいんじゃないのかと。(暴論)

そもそも、読み書き出来ないと恥ずかしいでしょ?
「文字が読めるようになる」 とか 言わなきゃいけないの?

それと同じ感覚だから、説明し辛いんだなあ、と。
(だって、これを聞いてくる相手は、文字も読めないレベルって事がほとんど)

 

私が思う「情報コースで学ぶこと」は、
当たり前のように「情報に接する事が出来る」ようになります。
調べて、読み解いて、作れるようになります。

ただ、それだけ。

 

わからないことを、わかるようにできます。
世の中の情報を自分で吸収する事が出来ます。
世の中に情報を発信する事が出来ます。

それだけ。

 

たったそれだけのことが、出来ていない。
私だって、本当はもっともっと、高度で!専門的なことを教えたいですよ!
例えばVRCHATを経験させたい。そのためのアバターを作らせたい。
アカウントを作らせたい。OculusGO使わせたい。
VR空間の可能性に期待するんじゃなくて
VRで、空間を、デザインさせたい。

とか!とか!!!!!!!!

でも、今の高校生たち全員にそれを教えるのはかなり厳しいのです。
何故なら、キーボードすら触れないから。
小学校や中学校という義務段階で教えている内容がバラバラすぎる。

あまりにも遅すぎる。ICTに対する教育が。情報教育が。

情報格差、なくしたいなあ。

もっと自由に。

情報テクノロジー 作品紹介編 4~5

その4と、その5です。
こちらも動画の提出(角度)に失敗していますが、まあ内容はわかるだろうという事で。


その4
耳の聞こえない人でも、「音の発生を視覚でわかるようにする」 と
「音センサ―を使って、音を光(目)で楽しむ」 というテーマの作品です。

まずは手をたたいて、強い音が発生した時に備える内容
例によって、形状などは気にしていません。仕様のみを考えています。

つづいて、音楽などを光であらわす場合。
こちらはうまく撮影できていませんが、実際に見るとなかなか良く出来ています。
色を増やしたり、音の強さや波長によって変化をつけると大変面白いのでは?


その6まであるのですが、個人情報が含まれておりますので、編集する時間があればその時に紹介したいと思います。
取り急ぎ、1学期のご報告でした!

情報テクノロジー 作品紹介編 3~4

時間が空いてしまいました。
前回お伝えした通り、1学期の授業で出来たものを随時UPしていこうかと。
動画の提出(角度)に失敗していますが、まあ内容はわかるだろうという事で。


その3
「遮光センサーを利用して、暗い道などでは足元を照らす」 作品とのこと。
LEDの光量やセンサーの感度は特に気にしていません。
仕組みが出来ていればOKとしています。(構造理解・問題解決)


その4
「スイッチを押して人を呼ぶ」 作品とのこと。
「肢体不自由を始めとしたハンディキャップを抱えた人たちをターゲットに、IoTの側から目指す共生社会」(?)
私の中で確固たる説明が出来ていないのが問題ですが、なんにせよこのようなテーマで進めている内容なので、出来れば人感センサーとか、バリアフリーを目指して発展させてほしいと思わせる作品です。
どちらかというと、音にこだわっちゃったね・・・。いや問題ありませんけども!

情報テクノロジー 第11~14?回 1学期終わっちゃいました。(2)

引き続き、生徒たちの作品を紹介していきたいと思います。

続いては超音波センサー。
「目の見えない人が、何かに衝突する前に、音で知らせてくれる」ガジェットです。

今年のコンセプトは、
「肢体不自由など、特別支援を要する人をターゲットとしたガジェット開発」です。

距離や設置方法、その他いろいろと反省点は多いところですが、
PDCAのサイクル数によってはかなり良くなるんじゃないでしょうか?
期待しています。

情報テクノロジー 第11~14?回 1学期終わっちゃいました。

教育実習を始めとして、様々な諸事情により。
一切更新できずに一学期の内容を終えてしまいました・・・。
ナンテコッタイ。

せめて、生徒たちの作品を紹介していきたいと思います。(※あくまで紹介だけ)


1学期の成果物を提出せよ
「**センサー」を使って、「**を動かした」という成果物を提出せよ。


まずは「揺れたかどうかを視覚的に判断する」為のガジェットです。
まあ、言ったもん勝ちみたいなもんですが、昨今の情勢にマッチしたアイディアなんじゃないかなあと思っています。
よくよく見ると、画面に「揺れを検知しました」なんて出力してるあたりが細かいですね。

2学期からどのように発展するのか楽しみです。

社会と情報 教育実習生回(1/2 情報モラル)

更新が滞りまして申し訳ない。
教育実習って、大変なんだなあとボンヤリしてました。
私の実習を担当していただいた諸先生方、その節は本当にありがとうございました。


さて、情報モラルについてです。
本当は自分でやりたいところですが、ぐっと我慢しつつ実習生と。
先日もお伝えしましたが、この範囲で重要なのは
「情報社会で適正な活動を行うための基になる考え方と態度」を教える事だと考えています。

実際の授業では、「バカッター」を例にして、「悪口は良くないよね」、「炎上は良くないね」 と展開しました。

・・・もうちょっと踏み込ませたかった。完全に私の指導力不足でした。

従来の「モラル」を現実世界の物だと仮定して、
「ネット上だって一緒だよね」と教えるのは、個人的には「モラルの授業」だと思うんです。

「情報モラル」で教えるべきは、「従来との違い」も含まれるんじゃないかな。
LINEやらTwitterやらで起きる「解釈の齟齬」はコミュニケーションやデザインの話であって。

・情報は拡散される
・情報は記録される
・情報は改変される

あたりが容易であることに着目して指導したいなと。

例えばweb.archive.org等を利用して、
2002年や2003年頃の私の日記サイトなんかを表示しつつ、
一度出回った情報はどこかに記録されていて、消すことが非常に困難であることに触れるとか。


本記事の執筆中に、実際に私の日記を検索して、読み返しました。
昔からやってることが変わらず、(心が)痛い。

本日はここまで。