情報テクノロジー 第?回

今年はMicrobitを使って、共生社会やsociety5.0をテーマとしながら
「身体的な障害を持つ人でも、コミュニケーションが取れるデバイスを作ろう」 を行っていました。
※なんと今年は被験者・協力者もいます

ある班の、自作キーボードを使用したアイディアが大分形になってきたので、少し紹介したいと思います。
※自作キーボードとは、キーボードの形や、ボタンの個数、大きさ、ボタンの種類(EnterやA,B..)などを自由に作れるデバイスです

※なお、この版のアイディアはMicrobitでは限界を迎えたため、急遽別のマイコン(Pro micro)を使用することにしました。


【条件】
左半身しか動かない、喋る事が出来ない人に、コミュニケーションを可能とするデバイスを作る

【使用したもの】
自作キーボード:[shiro] https://yushakobo.jp/shop/shiro/
ソースコード(Ver0.1):https://github.com/asami-hoge/shiro_toggle/blob/master/keymap.c

まだ生徒達の葛藤は続いておりますが、一足先に出来栄えを載せておきたいと思います。
現時点での状況ですが、このあとどれくらいブラッシュアップできるのかが楽しみです。


※今回の取り組みを進める中で、自作キーボード界隈、特にこのキットを販売してくださった遊舎工房さん
また、私の知識不足を支えてくれ、ご指導いただきました Discord鯖 “Self-Made Keyboards in Japan” の
@s-showさん、@shelaさん、@hsgwさん、@takashiskiさん、@hyoshihara04さんに深く感謝申し上げます。

これから被験者の方と打ち合わせながら、より良いものへとPDCAを回しながら、生徒たちと取り組みたいと思います。
取り急ぎ、ご報告まで。

全高情研・40点

発表してきました。
自己採点では40点。

やはり準備不足が目立ってしまった。
そして、コンテンツ的に自分の中で一段落してしまい、
発信への意欲が足りていなかったように思う。

うーん、へこみますなあ。
しっかりしなくては。

資料(PDF)をのせておきます。
明日、他の方の発表から元気をもらわなくては。

和歌山LT

全日制普通科「情報コース」設置校実践報告

第7回 江戸川大学 情報教育研究会

第7回 江戸川大学 情報教育研究会に参加してきました。
「小中学校は高等学校の下請けではない」という発言が印象的でした。

私は文科省、小中学校(義務教育)の先生、高校の先生それぞれに、
キーボード入力についてお尋ねしてきました。
実際問題、タイピングのスキルはどの段階でどの程度やるべきなの? と。

・文科省の人からは、「思考を邪魔しないレベル」まで、「義務段階で」というお答え。
・義務教育の人からは、「重要だとは思っているが、いつやればいいのやら」と「キーボードは必要か?」でした。
・高等学校の人からは、「入力という言葉を意図的に読み替えてはいけない。デファクトスタンダードであるキーボードを習得すべき」という意見と、「今後はCBT試験が主流になるだろう、その時にキーボード入力が出来ない、ではその子にとって不利になる。早期の対策が必要」という意見でした。

「キーボード」という入力デバイスの習得を学校で行うべきか否か、に関しては99%の自信しかなくて。残りの1%はCBTが解決しそうな気もしています。なんにせよ、「鉛筆の持ち方」を教えるようなレベルだとは思っているので、これは義務段階で終えておいて欲しいなあ。

参加された先生方、また主催して頂いた江戸川大学の玉田先生。いつもありがとうございます。
沢山質問していまい、失礼致しました。

共通鍵(AES)と秘密鍵(RSA)の違い

暗号化方式の説明についてお悩みである、という話を聞きました。
ふと、私ならどう説明するのか、とメモしておきます。


  1. 共通鍵方式と公開鍵/秘密鍵方式の違い(細かい話)
  2. 例えるならば・・・
  3. 暗号化の説明(簡素化)

1.共通鍵方式と公開鍵/秘密鍵方式の違い

とても簡単に説明しているサイトを見つけましたので、表を参考に読んでいただくのが一番よろしいかと。

(AESとRSAの比較)
AES/RSA
【図解】初心者も分かる”公開鍵/秘密鍵”の仕組み~公開鍵暗号方式の身近で具体的な利用例やメリット〜 より


2.例えるならば・・・

専門的なことはさておき、授業では、どう伝えているかというと。
私は南京錠とダイヤルロックに例えて説明しています。

※昨今は宅配ボックスで例えるのが面白いかなと思っています。

荷物を受け渡す時に、どんな鍵でフタを閉じる(暗号化する)のか?
メリットデメリットを考えてみよう、と。

共通鍵方式

まずは共通鍵方式です。
いわゆるダイヤルロックに例えています。
鍵となる「番号」を共有して、使いまわす。

メリットとしては、送る人、受け取る人、双方からの開け閉めが容易です。速度も速いです。
デメリットとしては、「番号が漏れる」と、大変危険です。 基本的に1対1など、少数相手にしか使えません。
※大量に配布すると、番号漏れの可能性が高まる。
※番号を教えるときには、慎重に。

公開鍵方式

公開鍵/秘密鍵方式です。
いわゆる、南京錠タイプ。

「錠」の部分だけを相手に渡し、「鍵」は自分だけが持ちます。

メリットとしては、「錠」を大量にコピーして、配れます(公開)
デメリットとしては、送り人は「鍵を閉める」ことしかできません。(ロックしかできない。鍵がない。)
慎重に鍵を閉めねばなりませんので、速度は遅くなります。※例えです。厳密には大きく違います


3.暗号化の説明(簡素化)

RSA暗号の簡単な説明です。
※社会と情報では、シーザー暗号レベルしかやりません。
※情報の科学と情報テクノロジーで扱っています。

暗号とは、「第三者が通信文を見ても特別な知識なしでは読めないように変換」したものです。(wikipediaより)
正確な定義はさておいて、これを「素数の性質」と「その計算が難しい」ことを利用して実装しているのだと説明します。

たとえば、「15」という数字があります。 これは 3*5という素数の掛算によって導かれる数字です。
素数同士の積(半素数)では、その性質上、因数が限られています。(3と5の組み合わせしかない)

つまり、これを鍵とするのです。
「15という南京錠」を配っておき、これを開けるには、「3*5と書かれた鍵」が必要だとするのです。
15=3*5が成立したときに、開錠できるようにします。

・「15」ならば簡単に解けてしまうんじゃない?
おっしゃる通りです。
ここから先は、PCの性能と桁数の追いかけっこが始まります。

15は簡単すぎるけども、ならば「175146184831」はどうでしょうか?
素因数分解するにしても、結構な時間がかかりそうですよね・・・?
まさか、2,3,5,7,,,と続けていくわけにもいきません。
(※204749*855419  この桁数でも、PCなら一瞬で解読します)

このように、桁数を大きくすればするほど、計算が難しくなります。
コンピュータ相手でも、十分に時間を稼げる桁数まで増やしてしまえばそれでよい、という考えですね。
実際にはもう少し、複雑にするための工夫がなされておりますが、概要としてはこれで十分かと思います。


とまあ、こんな感じで、大体10分~15分位を説明の時間に割いています。
何かの参考になれば。

都高情研:ポスター発表の資料

2019/03/27に行なわれた都高情研で、ポスター発表をしました。
http://www.tokojoken.jp/session/

今回発表した内容をスライドかなんかで、(わかりやすく)まとめて公開したいと思います。
まあ・・早くて本日。遅くて、8月(全高情研)。

//ちょっと諦め始めた。

取り急ぎ、使用している資料を全て載せておきますので、見たいという方はご自由にご利用ください。
情報のディジタル化_社情の違い_wp
情報Ⅰでの取り扱い

第二世代iPad miniにスプレーで水滴をつけて、実物投影機で拡大した映像です。
(夜、資料を印刷しながらやっていますので裏の音はお気になさらず)

各画素の挙動がよく観察できて、「ディスプレイの仕組み」や「色の表現」に対して良い刺激になりました。

授業検討会(?)を開催してみる。

ご無沙汰しております。生きております。
全く更新が。はかどっておりませんが。生きております。
時間のあるときまったり更新すればいいやと半ば投げています。

さておき。

正規の集まりではないのですが、講師や若手の先生方に声をかけて、
授業の検討会(?)を行うことになりました。


【内容】
3月21日(祝日)に集まれそうな人で
ゆるーく情報の授業検討会(?)をやろうと思っています。
※どこまで声をかけるかは未定です。
※ある講師の先生に、「情報の授業は何をすればよいかわからない」と聞かれたのが発端です

【検討(?)事項】
1.この範囲はこんな指導をした(したい)
2.この範囲の狙いは何か
3.場合によってはasami(仮)が模擬授業を行い、突っ込みや検討
4.もちろん他の先生に授業をして頂くのも大歓迎

また、以下の2点をお伝えした上でご参加頂こうと思います。
(ア)正規の研修会ではないので、交通費などが出せません。
(イ)参加不参加が何らかに影響することもありません。

場所:千葉県立○○○高等学校 PC教室
日時:3月21日(木) 0900~1200(予定)


とまあ、こんな感じで。

実はまだ2人くらいしか参加者を募っていないのですが、まあ緩ーく適当にまずはやってみようかと。
ご報告できる事があれば、またいずれご報告したいと思います。

神奈川県の実践事例報告会に参加しています

神奈川県情報部会実践事例報告会に参加しています。(NOW)

しかし、神奈川県の情報教育への取り組みは本当にうらやましいです。(東京もすごいですけども)
千葉県も負けないように盛り上げなくては。

ちなみに、神奈川県の情報部会のWebサイトのURLが
http://www.johobukai.net/ です。 johobukai.net です。

oh…

本日の内容がまとまり次第、レポートしておきたいと思います。
http://www.johobukai.net/18jireihoukokukaisidai.html

情報活用能力について

ちゃうねん。
本日、「情報教育の最新事情研修」で「情報活用能力って何ですか?」って聞かれて答えられなかったんです。
ええ恥ずかしい。

言い訳したい!

従来の情報活用能力って以下の3観点に8要素が付いたもの。
・情報活用の実践力
・情報の科学的な理解
・情報社会に参画する態度

本当にすみませんでした・・・。

でも、でもね!
これってそもそも「本当の意味での情報活用能力とは」とか言われるレベルの物で・・・
いや間違っちゃいないと思ってますけど!情報ABCの頃の話じゃない・・・?
そもそもこれ、次の指導要領で消されますよね!

現行の指導要領には乗ってる訳ですが。

「情報教育の最新事情研修」で、 旧体制聞かれてるだなんて思わないよ!
いやいいわけだけど!マジで! え? 育成すべき資質・能力の三つの柱の話? え? でも違くね?
~以下混乱~

あああああああああ悔しい。
夏休みで鈍っていた頭が覚醒した気分でした・・・

全高情研 2日目 2/3 ※編集済み

自身の発表を終えました。

時間、全然足りませんでした・・・。
語りたいことが多すぎて、分かっていながらも詰め込みすぎて、
大事なことがぼやけるという。生徒には見せられないね!

せっかく来ていただいたのに、発展的な内容(情報テクノロジー)について
対してお伝えできず申し訳ない。申し訳ない・・・。

1年で1回しかないからなあ・・・次回に向けて精錬しておきます。
※来年は情報テクノロジーに焦点を当ててガッツリやりたい。ガッツリ。

こちらでも資料を公開しておきます。
各ページの解説もつけたいと思いますが、それはまた後日。
解説をつけました。設定から「スピーカーノート」を覗いていただければと思います。