スマホから撮影した画像に追加されるExif情報について実演した回です。
※高校生に、画像をなんでもかんでもネットにUPするのは危ないよって教える回
※つまりはリテラシーは大事だよって伝える回
【用意するもの】
1.適当な画像 (近場で2枚あると良い)
2.Exif情報の表示ツール (今回はExifReader)
3.GPS情報とMAPの関連付けツール (今回は画像位置情報取得ツール)
【ExifReader】
ttp://www.rysys.co.jp/exifreader/jp/
【画像位置情報取得ツール】
ttp://www.osadasoft.com/software/getgpsinfo/
【導入】
スマートフォンのGPS機能について説明しておく。
「君たちの持っているスマホは、センサーの集合体」
「私生活の様々な記録が保存されている」
「どれくらい知っているかな?」
なんて質問をしながら、Androidならこんなのもあるよね、と
「ロケーション記録」を提示します。
※Androidで記録をOFFにしていない人はGoogleにバッチリ記録されてます。
こんな感じで私の記録を公開しています。
この時点で大体、「オォ・・・ォ・・・」みたいな反応を引き出せるのですが、
本番はここから。
GPSをはじめとして色々なセンサーが含まれているこのスマートフォン。
君たちは普段どんなことに使っている?
コミュニケーション?カメラ?
あ、カメラかぁ・・・Exif情報って知ってる?知らない?
じゃあ・・・、見てみよう!
私は3つの画像を提示しています。(公開用に雑修正)
※「1」は私の家のデスク 「2」は職場の私のデスク
「3」は以前、生徒が教室で撮影してネットにUPしていた画像
それぞれの写真について説明をした後に、
この画像データって、実は画像だけじゃないんだよ。
Exif情報っていうデータが隠されているの。
解析ソフトを使って、読み込んでみるね。
なんて話しながら、ExifReaderで読み込んだ画面がコチラ。(編集済)
これを、GPS情報に特化したツールで表示する
で、拡大する。
更に、航空写真で表示してみる。※GPSの精度が高く、教室まで特定できます。
こんな流れで特定の実演をした後に
「私が準備室で撮影した画像と、生徒が撮影した画像で場所が違うね?」
「何階のどの部屋で、何時何分に撮影したかもわかっちゃうね?」
「君たちが持っている機械は、こういう機械なんだ」
「学校が写真をアップロードしないでって言うのは、いろいろな理由があるけれど」
「情報科としては、情報技術に対する正しい理解とリテラシーの重要性を訴えたい」
「君たちは、どう思ったかな?」
時間によっては、この後無料アプリの仕組みや、
インストールするときの同意画面について触れつつ、
「止めろと言うのではない、怖がれというのでもない。」
「正しく理解した上で、有効に使ってほしい」
なんて言って、授業を締めています。
授業終了後の反応としては、
「面白かった」 「怖かった」
「気をつけよう」「困ったら相談しよう」
など、わりかし成功かなと思える反応が多いです。
長くなりましたので今日はここまで。